茨の木。

この間のまっさん紺で買った小説「茨の木」。茨の木
読み始めたら面白くて一気に最後まで読んでしまいました。


普段あんまりああいう活字本は読まないので、
他の小説などと比べてどうこうという事は言えませんが
これまで「精霊流し」「解夏」「眉山」とも読んできて思うことは、
まっさんの小説ってどれもとても優しいんですよね。
文章も分かりやすいし言葉がきれいだし。


登場人物も良い人ばっかりで、
毒が無いといえばそうなのかもしれませんが、
どうせなら読んでて良い気持ちになるもの読んだ方がいいし。
途中読んでて何度も頬が緩んでしまいましたよ(´ー`)


話の続きが気になって早く先を読みたいんだけど、
本を読み終えたくないという気持ちも半分以上あったりしたし。
結局一気に読んじゃいましたが、これもっと長く続けて欲しかったなぁ。



そーいえば、さだ紺に大沢さんがきたとき、
次の小説も是非映画に…、そして主演は自分に…みたいなこと言ってたけど、
今回のやつは舞台がイギリスなので、映画化するのも結構難しいような…。
個人的にはこれまでの三作の中では一番好きなので、
映画化するのもそれはそれで楽しみですけどね。


まっさんの小説の温かさって、映像としては
なかなか伝わりきらないところがあるので、
映像化するのも良し悪しなんですけど。


ちなみに小説「解夏」は、短編集みたいな本で、
小説のタイトルにもなってる解夏が映画化されましたけど、
自分は解夏よりもそれ以降に書かれている短編の方が好きだったりするのですが…。
そこらへんの話をスペシャルドラマかなんかにして放送するのも
面白いなーなんて思ってますけどね。


んまー解夏はともかく、今回の茨の木にもとても安らかな時間を頂きました。
本屋なんかで見かける機会があったら是非読んでみてくださいよ(´ー`)