イースト。

今日のイースト公演では、
ヒロイン(?)のフロル役をどぅーで、
相手のタダをだーいし。
バセスカ王をふくちゃんって感じで
メインどころとしてはそんな配役でした。


まずは珍しいどぅーの女性役ですね。
とは言っても、このフロルというキャラは男でもあり女でもあり、
タダの彼女となっているけど男勝りな性格で
喋り方もオレとか言ってるので、
女性らしい女性というのでもなく普通に男役をやってるどぅーと
あまり変化の無い感じではありました。


ただそういう性格の役なので、
逆にどぅーにあってるような気もしますね。
昨日の小田氏のフロルは女の子が強がって男の子の要素を出しているのに対して
どぅーのフロルは男の性格を持った女の子という感じで
どちらかと言うとフロルという役はこれなんじゃないかと。


だーいしの演じたタダは昨日のタダよりもしっかりした印象。
昨日のタダはナヨッとしたちゃらい感じがあり、
今日のタダは強い芯を持っている感じ。
同じセリフ同じ芝居をしてても
演者が違うだけでその役のイメージってずいぶん変わるもんですね。


タダの役としては昨日のどぅーが合ってる気がしました。
てことはどっちもどぅーがやった方が役に合ってんじゃね?
同時に出る一人二役が出来る舞台なんて
合成したテレビドラマとか映画じゃないと無理ね。


物語の中心となっているふくちゃんのバセスカ。
演技のまーに対して存在感のふくちゃんかな。
リーダーとしての自分と王としてのバセスカを重ねて演じていたと言うように
王としての威厳やリーダー的振る舞いは流石でした。


バセスカの兄であるダメ兄貴を演じたのはまー。
もうね、どこまでがアドリブでどこからが本気なのか、
天才のやることは凄いね。


兄貴が調子に乗って喋ってるシーンで
手を振り上げた時にセットに手をぶつけて「いたーい!」だもの。
あれには会場大爆笑だったわ。


セリフとしてはそこで終わるところだったし
役としても流れとしても問題なかったから良かったけど、
もし昨日のバセスカやってる時に真面目なシーンで
同じ事やってたらと思うと…。
ああいうのも何かが味方してるんだろうなー。


今回もう一人良いなと思ったのが野中ね。
昨日は役的にパッとしなかったものの
今日はフォースの妹のチュチュ役。


昨日のらぶりんはそらもう可愛い妹で、
今日の妹はとてもしっかりした妹となっておりました。
野中の演技とか歌がまた良かったんだわ。
もともと実力者だと思ってたけど舞台でもしっかりしてて
好感度アップでした。



年一回こういう舞台をやったりやらなかったりで
これ様のレッスンとかしてるおかげか、
演劇やった後だとステージでの身の振り方とか声の出し方が
飛躍的にアップしていきますね。


今回は感情を目いっぱい出す様なシーンもあって
涙こらえるの必死だったもの。



期せずしてイースト公演の千秋楽だったようで、
はけた後にもっかい出てきてくれて挨拶があってラッキーでした。


オールダブルキャストで覚えることが2倍で
頭こんがらがっちゃうよな。
ほんとお疲れ様でした。
来年の演劇も楽しみにしております